5.不動産売買の形態

私が土地の購入を考えた時、情報源となったのは、不動産情報雑誌、インターネット、新聞広告、不動産会社の店頭でした。購入したい土地の地域は決まっていたので、条件に合う不動産物件を見つける度、自分の足で住所を頼りに見学したり、不動産会社に問い合わせたりしていました。見学を重ねるうちに不動産物件には、その物件を扱う形態というのがあることに気付きました。その形態とは「売主」「仲介」「代理」というものです。不動産を売買する上で、その形態により手数料が発生する場合あります。そしてその手数料の金額は法律によって上限が定まっているのです。では、それぞれの不動産売買形態を詳しく説明したいと思います。
「売主とは」
不動産会社、建築会社が土地や建物を購入所有しており、その不動産を直接、買主に販売する形態です。不動産の所有者である売主と買主のみの不動産取引によるものなので、買主には仲介手数料は発生しないのです。
売主との不動産取引によるメリットは、まず、仲介手数料がないと言う事です。不動産売買は高額なためたかが手数料くらいといっても、結構な金額になるのです。売主自らが販売者なので、その不動産における情報に詳しく、質問等にもすぐに答える事が出来るはずです。建物であれば、仕様や構造工法など自信を持って詳しく説明してくれるでしょう。では、デメリットはどんなところでしょうか。それはメリットの裏返しで、売主があるがゆえ、自らの所有物件を第一に売りたいということです。これは私も経験した事ですが、気になる土地があって広告主である不動産会社に出向き、情報や説明をお願いしたのです。一通り説明があった後すぐに、この不動産物件も良いけど、こちらの方が総合的にもっと良い不動産物件ですよと。私達の予算よりも高額で希望の地域でもないのに何故こんなにお薦めするのだろうかと不思議に思っていたら答えは簡単でした。土地の売主であり、建築も手がける不動産業者だったからです。売主、仲介、建築を総合的に取り扱う不動産販売業者にはありがちなパターンなのでその点を踏まえた上で対応する事が必要だと思われます。

「仲介とは」
不動産売買において、売主と買主を仲介する会社が入る形態です。不動産売買を仲介することによって
仲介会社は手数料という報酬を得る事が出来るのです。不動産売買契約が成立した場合、仲介手数料として物件価格の3%+6万円(税抜き)を上限として、売主と買主はそれぞれ仲介会社に支払う事になるのです。上限額は法律によって定められていますが、下限額の設定はありません。仲介のメリットは沢山の物件を扱っていることです。売主が会社であったり、個人であったり様々です。その不動産物件について中立な立場にいるので、客観的な見方が出来ると言う事です。デメリットは仲介手数料が必要であると言う事です。様々な不動産物件を仲介、総合管理しているので、すべての物件を詳しく把握する事は困難であると思われます。この仲介手数料ですが、上限さえ守ればいくらでもよく、無料でも構わないのです。仲介だけを取り扱う不動産会社では大方、上限きっちりの額を請求するのが商売の常だと思います。しかしこういったケースもあるのです。仲介手数料半額、または無料といったキャンペーンなどを目にした事はありませんか。私の実際の話なのですが、新聞の折り込み広告をみて、広告主に土地の仲介を希望したのです。そして建築においては様々な建築会社を広く検討するつもりと伝えました。しかし、仲介手数料は高額なものです。自社で建築すれば仲介手数料無料というこの文句にかなり魅力を感じてしまいました。その浮いた予算を建築費用に回す事にすれば、単純にお得なのではと思ってしまったのです。結果、不動産会社、兼住宅建築会社の販売文句に乗ってしまいました。今思うと、無料になった仲介手数料は別の様々な項目の見積もりに上乗せされていた気がしてならないのですが、定かではありません。あくまで私の感想です。しかし不動産、住宅の価格はよくわからないものなのです。特に経験がない私達にとっては見積もりに記されているものは相場と思うしかなく、とりあえず見積もりの総合金額で予算を超えなければ良いと思うしかありませんでした。「電気メーター部品費用15万」これって電力会社が取り付けるのに高すぎるのではないかと言ったところで、仕方がなかったのです。ちゃんと相場を感じられる納得できる見積もりも沢山あるのですが、これは何というものがかなりあったのも確かです。そういった事から、無料になった仲介手数料は、どこかに上乗せされて、総合的に金額をコントロールされているのではないかと思ってしまいました。
「代理とは」
不動産売買において代理とは、売主に代わって代理業者が販売、契約を取り仕切る事をいいます。売主は代理業者に手数料を支払いますが、殆どにおいて買主には手数料が発生しない販売形態です。

結局、私達は住宅の建築販売も行う不動産会社に仲介で土地を購入して、建物を注文建築する事になりました。そこは一般的にローコスト住宅と呼ばれる住宅を建築する埼玉県の地場工務店でした。私が不動産購入において後悔している事の大きな原因は、この建築会社を選んでしまったことなのです。何故ならもうこの建築会社は存在しないのです。そう倒産してしまったのです。

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輸入住宅を購入

Last update:2017/11/16